卒業旅行「九州グリーン豪遊券」の旅 (part3)



3月13日(土) 3日目(豪遊券一日目)


1.初の787系つばめ型

 「つばめ」が入線してきた。「うぉ〜、すっ!すげぇ〜!!」まずこの言葉がでた。外見がかっこよかった。扉が開くとなおびっくり!扉の内側の赤が鮮烈にうつる。そしてグリーン車に入る。またまたびっくり!すごく豪華な客室だ。仲間もみなが驚きを隠せない。大型のリクライニングシート!しかも上下2段階もリクライニングできる!夜行だったので毛布がついていた。グリーン車もだいぶ埋まった。すばらしい乗り心地だ。やはりなかなか寝付けなかった。

0時06分西鹿児島行きの「ドリームつばめ」は出発した。夜行でもMAXの130キロで走っていた。酒を飲んで寝ようとしたが、嬉しさもあり、なかなか寝付けなかった。1時40分に熊本に到着。

まとまった降車客があった。ここで半分は降りただろう。自由席の方からたくさんの客がおりた。12分停車して1時52分に発車。しばらく目をつむっていた。ちょっと意識がなくなりふと目を覚ますと八代に停車中だった。またウトウトして次に目覚めたのは出水だった。今度はぐっすり眠れると思っていたら、起こされた。外は明るかった。すでに伊集院をでたところだった。5時56分に西鹿児島に到着した。


2.九州のサービスに触れる

 はじめての鹿児島の地だ。7時05分の「つばめ」がくるまで、待合室にいた。

6時40分頃「つばめ」が入線した。まず客室乗務員におどろいた。スチュワーデスを思い浮かべた。まず乗り込むと座席のポッケットにワゴンのメニューがあった。さっそく拝見した。かなりの品物があった。そして「つばめ」は定刻どおり出発した。

さっそく改札がはじまり、その後おしぼりサービスと飲み物オーダーをとった。数分後にたのんだ飲み物がきた。紙コップには「つばめ」の文字とマークが!そのまま飲み干さずビュッフェにあいさつがわりに朝飯を注文した。その前にカメラに撮った。

ビュッフェでは食べずに席でとることにした。半室ビュッフェはなかなか独自の雰囲気があった。トンネルに入ると照明がきれいだった。注文した品物をもらい、グリーン席へ戻るとイヤフォンサービスがあった。演歌、最新曲など4チャンネルあった。

今回はトップキャビンと呼ばれる簡易コンパートメントに座った。乗客は半分ぐらいだった。席に戻ったときは川内のあたりだった。阿久根の手前から海岸線を走る。水俣の辺りからは天草諸島が見えてきた。ここで、乗務員が天草について説明した。八代9時17分発。ここで乗務員から熊本のパンフレットをもらった。9時38分熊本に着いた。


3.「あそ」で九州の屋根越え

 駅前から市電に乗った。きたのはボロ車両。10分ほどで熊本城に着いた。ここでしばらく観光タイム。熊本城の天守閣から阿蘇を眺めた。今からあそこを超えるのだ。あの山を越えるとどんな景色が待っているのだろうか?そして12時に戻ってきた。帰りは新型の市電に乗った。まだ時間があったためしばらくの間は、駅前のセガワールドで遊んだ。今回のゲームセンターではあまり金を使わなかった。

12時30分前に185系の「あそ」のホームへいく。「あそ」はすでに停車していた。しかし、扉は開いていなかった。客がたくさん集まってきた。そして、しばらくたってから扉が開いた。乗客が一気に乗り込んできた。自由席はたちまち満員だった。13時01分「あそ」別府行きは発車した。

立野を過ぎると三段スイッチバックに入る。スピードはとたんに遅くなる。阿蘇につくと、乗客が少し減ってきた。宮地を過ぎると、外輪山越えの為にまた山に入った。やはりスピードは遅くなる。豊後竹田でも下車客が目立つ。三重町を過ぎると、平地に入り、スピードがあがる。日豊本線と合流し、そして鉄橋を渡り、15時42分大分に到着した。ここでほとんどの客は降りた。



4.ワンダーランド・エクスプレス

 すぐにソニックがくるホームへ向かう。普通席の乗車口にはかなりの列があったが、グリーン席の乗車口は全くいなかった。しばらくたってから「ソニック」が入線した。やはり、「つばめ」とは少し形は違うが、外観をみるとやはり、「すっ、すごい!」の一言だった。グリーン車もめずらしいつくりだった。とくに、シートが電動リクライニングだった。

もちろん各種サービスを受ける。飲み物など。今まで「あそ」の185系に乗っていたためなのか、883系のソニックはスピードがケタ違いにちがう。883系は振り子車両のためカーブでもスピードは落ちない。そして、しばし楽しんでいた。

小倉の駅で一気に客が減った。全くいなくなったので、パノラマキャビンで景色を楽しむ。ここからグリーン車が先頭になった。そして薄暗くなった、18時04分終点博多に到着した。ここで夜飯を買う。

そして、18時52分の「みどり」に乗った。佐世保行きと長崎行きの併結だった。485系の赤いボロ車両。半室グリーン車だった。しかし、改造されていたので、2・1列のどっしりシートだった。グリーン車には若い親と2人の子がいただけで、あとは誰もいなかった。肥前山口で分割された。その親子もここで降り、正真正銘の貸切の状態になった。そして景色が何も見えないまま、終点の佐世保には20時43分に到着した。






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